はいさい、
久しぶりに書きます、生き物紹介のコーナー。
今回は「ウミシダ」。
これまたマニアックなものが・・・
一見見ると正直気持ち悪いです・・・見方によってはムカデに見えたり・・・なので、この記事を見る時は少し構えてみていただきたいと思います。
では本題に入りましょう。
「ウミシダ」と言われても想像がつかないと思うので、実物を見ていただきましょう。
これが「ウミシダ」です。
なるほど、シダってのはシダ植物のことか、
そう思った貴方はきっとまじめに勉強されてきたのでしょう。
私も最初は植物だと思っていました・・・そう・・・ということは・・・こいつは・・・植物ではなく・・・動物なのです・・・。
「棘皮動物」と呼ばれるもので、ナマコやヒトデ、ウニもこのグループなんですね。
(中にも遊泳する種類もいるとのことです。遊泳している姿はYoutubeでも見ることが出来ますよ!!)
ではなぜ今回、この生き物紹介をすることになったのか。
それは、ウミシダに暮らすエビを探しているからです。
そのなかでウミシダを調べていくと面白い生態を持っていたので、これは紹介しなければ!!と思ったわけです。
(実際に砂辺浄水場に探しに行ったログも近々あげます。そしてこの記事で紹介するウミシダはすべて砂辺浄水場産です。)
まずウミシダと一口に言っても仲間がたくさんいます。
ニッポンウミシダ、コアシウミシダ、マキエダ花ウミシダ、リュウキュウウミシダ、オオウミシダ等・・・図鑑に載っているだけでも14種が載っています。
種全体で見ると世界で17科約550種、日本周辺海域では100種以上が報告されているとのこと。(多いな!!)
といっても何が何やら正直分からないので、このブログでは大きく「ウミシダ」として紹介していきたいと思います。
(断定できるものは固有の名前で書きますね。)
ウミシダの歴史は約2億年前から始まります。そのためウミシダは「生きた化石」と呼ばれています。
(先祖を辿ると私たちはウミシダだったのか・・・??)
2009年には沖縄の海で同時的雌雄同体と呼ばれる個体が発見されました。
(同時的雌雄同位体とは1つの個体で雌雄どちらにもなれ、1つの個体で子孫を残すことのできる動物のこと。)
さらに、一番驚いたことですが、ウミシダには「神経」「靭帯」「神経系」があるそうです。(ただの植物だと思っていた物がまさかこんなにたくさんのものを備えていたなんて・・・)
この先の研究によっては、進化や中枢神経の起源、再生機能の解明に役立つ可能性がある私たちにとってとてもありがたい生き物なのです。
(これからは海でウミシダを見つけたときは感謝の気持ちを持つようにしましょう!)
軽い気持ちで調べ始めたウミシダですが、こんなに深堀出来るなんて・・・
何時も見過ごしがちな生き物ですが、知れば見る目が変わりますね。
以下に私が参考にしたブログを張っておきます。
では最後に私が撮ったウミシダコレクションをご覧ください!!笑
(需要ないかも💦)
以上ウミシダでした。
実は私、最近になってウミシダを知るまで、これがガヤだと思っていました。
ガヤは触ると被れてしまう危険生物です。
これを見てくださっている皆さんの中にも混同していた方がいたのではないでしょうか。
まあ、ウミシダだからと言って触る気にはなりませんがね!!!