はいさい、
久しぶりの更新となりました。
長らく更新をしていませんでした。
その間いろいろなことがありまして・・・。平たく言うと冬眠しておりました。
ということで「カメノテを食べてみた!!」
最近生き物系の動画にはまってまして、あれが食べれるやらこれは食べれないやら偏った知識を付けています。
その中で紹介されていた「カメノテ」。
以前から名前は知っていましたが、わざわざ獲るのも面倒だし、まず漁業権の絡みも分からないし。
ですが今回、道具を揃え、漁業権も調べ、貝毒についても調べ(基本二枚貝に蓄積するが、稀にカメノテにも蓄積する)。
満を持してカメノテの採集に向かうのでした!!
ということでやって来ました。
最初はよく遊びに行っている姫路の某所に行ったのですが、河口が近いところではあたりやすいということを教えていただき遥々移動してきました。
早速見つけました。
今まで傍目にしか見ていませんでしたが、じっくり見てみると・・・。
まだまじまじとは見たくないです💦
海辺ではマイナスドライバーを使って採りました。
帰宅。
今回は塩茹でと味噌汁にしていただきます。
名前は形が「カメの手」に見えることから。
貝よりはエビやカニに近い生き物です。
よく見ると殻の部分は1枚ではなく、何枚も重なって構成されています。
黒い部分も爬虫類っぽい質感で、よりカメの手感が出ますね。
生え方が何とも言えない・・・。
白い小さな砂利に見える部分も、よく見ればちゃんとカメノテになっています。
最初は1つずつ採っていたのですが、途中から採り方が分かり一気に効率が上がりました。それに群生で採る方が身を傷つける確率も減ります。
まとめて採ったカメノテも1つずつバラシて洗っていきます。
海藻がついているカメノテは塩茹でゾーンに回します。
大きな個体と海藻がついて汚れている個体は塩茹でに。
それ以外の個体は味噌汁の出汁にしていきます。
灰汁が出てくるので除去しながら出汁をとります。
カメノテの出汁がたっぷり出ました!!
期待に胸を躍らせながら、そして猫舌に気を付けながら一口・・・。
あれ、薄い・・・??
想像の10倍薄かった・・・。なぜだろう。
水を入れ過ぎたのか、最初に洗いすぎたのか、採ってきた海域のカメノテは味が薄いのか。
カメノテの出汁が出た深みのある味噌汁を飲みたかったのですが、少しカメノテの風味の乗った味噌味の味噌汁を楽しむ方向へシフトしました。
味噌汁は具なしです。笑
可食部はピンク色の部分。
レビューではカニやエビの風味に近いと書かれていましたが、言われてみればそうだな、という感じ。甲殻類のアジがするものもいれば無味のものもいたりと、今回採ったカメノテは当たり外れがありました。
あと、食べる時、黒い皮をむくのですが、中に海水?体液?をたっぷり溜めている個体もあり、慎重に向かないと中の汁が飛び散るなんてこともありました。
ということで「カメノテを食べてみた!!」でした。
最初の期待値が高かっただけに満足は出来ませんでした。
採り方が悪かったのか、味の薄い海域だったのか、持ち運び方が悪かったのか、洗い過ぎたのか、煮過ぎたのか、味付けが悪かったのか、原因はいろいろありそうですが、如何せん周りにカメノテを実際に食べてみたという方がいないもので正解は分かりません・・・。
今後も海には絶対に行きますので、いろいろ試しながら正解を見つけていきたいと思います。