はいさい、
今週末は風が弱いのでどこでも潜れそうな予感。
ただ、天気は微妙なので地形ポイントは楽しさ半減かな。
ということで「泡の階段No.1」のスキューバのログです!!
内地にいるころから企画していたシリーズの第一弾!!
場所は名護湾。名護湾には、海岸線に海へと続く階段が複数あります。
私調べでは19本。ここを1か所ずつ降りて行って潜ってみようという謎の企画です。
海岸線でもよく潜られているポイントと、そうでないポイントがあります。
有名どころで言うと「石切」や「パルプンテ」。かなり濃い生き物が集まっていますが、同じ名護湾であれば似たような生き物も住んでいるのでは⁉
何か差別化できるポイントなんかあれば見つけていきたいですね~~。
最初はこの黄色い階段から。
名護湾は安和の地域。
マップで言うと「安和海岸」を過ぎて1つ目の駐車場から降りていきます。
特にポイント名があるわけではないので、後から見てもわかりやすいように「安和の階段No.1」としました。
透明度はボチボチ。
可もなく不可もなく。
元々湾の中なので期待はしておりません。
少し水面移動して、潜降しました。
砂地があるのは最初だけ。少し進むとすぐにガレが出てきます。
所々にサンゴの塊。
起点にはなりえないかな。
ソラスズメダイがたくさんいた根。
近付くとすぐに根に隠れてしまいます。
ヘコアユの群れ。
居るところには居るし、居ないところには居ない。
頭を下にして泳いでいる不思議な魚です。
水深は3mぐらいの浅場が続きます。
途中はクマノミの卵。
また新しい世代へ引き継がれる光景を見るのは神秘的ですね。
ボチボチ水深も10m付近まで降りてきました。
危なそうな貝。
なんで昼間からほっつき歩いているのか。
勘弁してほしいです。笑
サンゴも触手を出しています。
夜によく見る光景ですが、こちらも昼間から活発です。
泥地まで降りてきました。ここでようやく水深20m付近。
メッキの様な中型の魚が暴れて辺り一面煙に巻かれていました。
煙の中に入ると視界は0mです。
当初陸は320度で設定。
その逆の140度で沖へ進んでいたのですが、どうも様子がおかしい。
沖へ進んでいるはずが、泥地へ降りた後また水深が浅くなってきました。
初めての場所ということもあり頭が混乱。
分かる範囲で遊ぼうということで、斜面に沿いながらいろいろ探しました。
「オトメエビ」はよく見ますが「ソリハシコモンエビ」はあまり見ない印象。
崎本部では何度か見たことあるかな。
この根ではイシモチも居たのですが、やはり夜行性の魚とは思えないぐらい活発でした。
敵がいないからか、透明度が低いから薄暗くて活動しているのか。
で、先ほどのエビが居た根が良い起点になりそうだったので、少し斜面から離れて進んでいるとロープを発見。
ロープがあればもうこっちのものです。
次はロープ沿いに探索。
ロープがあるということは誰かしらが潜っているということ。
特に沖に伸びているロープは左右に振った時に、水深に関わらずバッティングする可能性が高いのでありがたい目標物です。
名護湾では特にこんなブイ?のようなものを見かけますが、何に使っているのか、又は使われていたのか。それが分かればポイントの特徴も推測できそうです。
ロープ沿いにはこんな根があったり、
こんな根があったり!!
ここの根は魚が付いているので面白そうです!!
一通り泳いだ感じ、ここはこの根がメインになるかな~という印象。
この根にはミツボシクロスズメダイ、スカシテンジクダイ、キンギョハナダイ、ハマクマノミ、イシガキフグ、イシモチ、そして大きめのハナミノカサゴ8個体が住んでしました。
多分季節になったらスカシテンジクダイがもっと群れて、それを捕食しに様々な生き物が寄ってくるはず。
そうなるとさらに楽しい場所になります!!
ぼちぼち残圧も少なくなってきたので陸へ帰ります。
途中まではロープを伝って進みます。
そしてここが終点。
ここからはコンパスを見て進みます。
当初設定した通り、進む角度は320度。
さてどこに出るかな!!
最後安停中に足元にいたやつ。
今日のダイビングは常にアンテナを張っていたのでようやくホッとできる瞬間です。
そして待ちに待った浮上ガチャ。
あ、黄色い階段だ!!
と思ったら、エントリー場所よりも230mほど離れた階段でした。
ロープを伝って戻っていった時点で最初のエントリー場所とは違う場所に行くことは確実だったので、これも想定内。
これはこれで2本目につながる浮上場所でした。
そして最後の最後に「ミドリアメフラシ」。
普段見るのとは全然違うな~と思っていたらまさかの生き物でした。
内地ではしょっちゅう見ていましたが、沖縄では初めてのはず。
意外と珍しいのではと思っております。
ということで「安和の階段No.1」でした!!
途中思わぬところで水深が上がったりと、頭を悩ませることはありましたが、無事帰ってきました。後にグーグルマップで確認すると合点が行きました。逆にこの特徴のおかげでどの辺りを回ったのかがよくわかりました。
真昼間から危なっかしいやつが動き回っていたり、サンゴが触手を出していたりと、少し奇妙な雰囲気はありましたが、それはそれで透明度の悪いポイントっぽくて納得はしています。
しかしやはりロープが張られているということは絶対誰かが潜っているはず。あのロープのおかげで一気に地形が簡単になりました。最後も「ロープの端320度で進んだ結果黄色い階段の真正面に来た」という事実が出来たので、これをヒントにコンパスを活用して点と点を結んでいきたいと思います。
ということで1本目は終了!!
次回は今回エントリーした隣の階段からエントリーしていきます!!